ssnews-title1-46 img_18131株式会社帝国データバンク 情報統括部長 藤森 徹氏
聞き手 立教大学教授 山口義行(スモールサン主宰)

金融円滑化法の終了が目前に迫っている。すぐには事態の急変はないものの、じわじわと、とくに参院選挙後には影響が出てくるのではないかとする予想は多い。
帝国データバンクは金融円滑法に関する企業の意識調査や金融機関アンケートを実施した。
そこで、同社の藤森徹情報統括部長にその調査結果について解説いただきながら、金融円滑法下の中小企業の経営状況や同法終了後の見通しなどについて語り合った。

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ssnews-title1-451 アベノミクスアベノミクスの期待を煽るメディアの論調に大きな変化はないが、それでも最近はその影響のマイナス面を指摘する記事も徐々に増えてきている。アベノミクスをどう評価したらいいのか
――国民の間にも一種の迷いや戸惑いが広がりつつある。そこで、以下では、アベノミクスが日本経済に及ぼす影響について簡単に整理してみたい。

企業間格差を生むアベノミクス

~輸出型大企業と内需型中小企業との「格差」~

円安を煽ったアベノミクスは、輸出型大企業と内需型中小企業との間で景況感に大きな乖離を生んでいる。円安はドルを円換算した時の数値を大きくする。これは、前者では利益の増加を、後者ではコスト増による利益の減少を引き起こす。こうしてアベノミクスは、企業間格差を拡大させる方向に作用していく。

「原材料は上昇傾向であるのに、最終製品である加工食品の販売価格は下落傾向。ということは、最終製品になるまでの多くの会社は値上げができずに苦しい状況であるということです。そしてこれらの会社は中小企業であることが多いです。
このような状況を今の政権は理解しているのでしょうか? 円安で超大手の輸出企業の業績だけが良くなっても、日本の景気回復は望めないと思います。皆が本当に希望が持てるような政策を、これから新政権には進めていってもらいたいと思います」。

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明暗分かれる企業の景況感~“円安”は「もろ刃の剣」~
聞き手 大澤徳(スモールサンニュース事務局)
・景況感の改善が喧伝されているが・・・
・“円安”によって「好転」した分野もあれば、「悪化」した分野もある
・「工作機械受注」や「法人企業景気予測調査」からみる設備投資動向
・やっぱり注目はアメリカの財政問題