SSNEWS-title1本刊対談 台東デザイナーズビレッジ インキュベーション・マネージャー(村長)鈴木淳氏
聞き手 立教大学教授 山口義行(スモールサン主宰)

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台東デザイナーズビレッジの前に立つ筆者

 台東デザイナーズビレッジ――それは、廃校となった小学校校舎を活用して設立された「創業支援施設」である。設立したのは、台東区(東京都)。特徴的なのは、その名に示されるように創業支援の対象が“デザイナーたち”だという点にある。服、ジュエリー、バッグ、その他雑貨のデザインを手がける「手作り作家」たちが、この施設にアトリエを構え、「村長」こと――この施設の名前がビレッジ(村)なので、そう呼ばれている――鈴木淳マネージャーの指導を受け、3年ほどで「若き企業家」となって巣立っていく。アルバイトで生計を維持しながら、やっとの思いで「手作り作家」を続けていた彼らが、卒業までに年商で言えば平均4倍程度、スタッフを数人抱える「経営者」にまで育つ。なかには、卒業後億単位の売り上げ、原宿の一等地に「お店」を構えるといった華々しい展開を遂げるケースもあるという。

DSC_5560 厳しい競争社会の今、新たに事業を起こし、それを軌道に乗せることがいかに大変なことであるかは、多くの企業経営者が知るところである。そんな中にあって、経営の「けの字」も知らない若きデザイナーたちを、次々とりっぱな「企業家」に育てあげていく台東デザイナーズビレッジ。その試みから、経営者が学ぶべきものは多い。

 そこで、今回は同施設の「村長」こと鈴木淳氏にご登場いただいて、鈴木流「創業支援術」を語っていただくことにした。「新たな事業を開拓したい」「新規事業を開拓できる従業員を育てたい」――そんな思いをもつ経営者諸氏には、これは必読の「対談」である。
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SSNEWS-title1本刊論文 橋本氏大阪都構想 「70万5585票」対「69万4844票」――1万票余りという僅差で、橋下大阪市長が推進してきた「大阪都構想」は廃案となった。

 「都構想」そのものの正否については、私は独自な見解を持ち合わせていない。したがって、大阪市民が下した結果そのものについて評価を加えようとも思わない。ただ、今回の「住民投票」については、以下の3つの観点から注目すべき事柄だと認識している。
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トーンダウンする「強気予想」~「米国景気」と「原油価格」に注目を!~
・「生産も設備投資もスローダウン、消費は外国人頼み」というのが日本の現状
・「失速懸念」さえ浮上してきた米国景気~米国からの圧力でさらなる日銀追加緩和策は封印か~
・上昇し始めた原油価格~「円安、原油安」依存の限界~