SSNEWS-title1本刊対談 IMG_3767 本年6月1日日本年金機構が「職員の端末への不正なアクセスにより、約125万人分の個人情報が流出した」と発表した。国家機関がこんなにも簡単に情報を盗まれていいのかと、多くの国民はその管理の杜撰さに驚きと腹立たしさを覚えた。ところが、その3日後にはアメリカ連邦政府の人事管理局が、連邦政府職員420万人分の個人情報をハッキングされたと発表。さらに日本商工会議所からの情報流出も報じられた。7月9日にはアメリカ人事管理局が新たに2150万人分の身元調査に関わる情報が盗まれていたと発表した。こんなニュースを見聞きするたびに、私たちは否が応でも情報漏えい問題の深刻な現状を思い知らされることになる。

 言うまでもないが、中小企業も含めて多くの企業は外部に漏れては困る大切な情報を業務上多く保管している。情報漏えいは企業にとって死活問題になりかねない。情報漏えいが原因で、たとえば下請け中小企業が親会社から「切られる」といったことも起こりうるだろう。本年10月からは国民全員に「マイナンバー」が配布されるが、その情報の管理が中小企業にも義務化される。情報管理は国家にとっても企業にとっても、ますます重要な責務になりつつある。

 そこで、今回は、情報セキュリティの分野で日本初の上場企業となった株式会社アズジェントの代表で、スモールサン会員でもいらっしゃる杉本隆洋氏にご登場いただき、情報管理の現状や問題点、さらには中小企業でも可能なセキュリティ対策などについてお話を伺うことにした。 続きを読む »

SSNEWS-title1本刊論文

「70年談話」に記された“反省”――その不可解

70年談話 「ここに過去を顧み、さきの大戦に対する深い反省と共に、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心からなる追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」――終戦記念日に行われた戦没者追悼式での天皇のお言葉である。天皇陛下が「反省」という言葉を初めて使われたのは、戦争体験が風化しつつある昨今の状況に強い危機感を抱いておられるからに違いない。

 「反省」という言葉は安倍首相の「70年談話」の中にも登場する。ただし、天皇陛下がご自身の思いとして「反省」という言葉を使われているのに対し、「安倍談話」の場合はけっしてそうではない。「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫(わ)びの気持ちを表明してきました」と記すにとどまっている。つまり、反省しているのはあくまでも「我が国」であって、安倍首相本人ではない。「こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります」と付け加えてはいるものの、首相自身が「反省」や「お詫び」を直接表明していないのが今回の談話の特徴である。この点で、従来使われなかった「反省」という言葉を、今回の追悼式で“意図的”に使用された天皇陛下の「思い」とは決定的に異なっている。何よりもまず、このことをわれわれ国民はしっかり認識しておく必要がある。 続きを読む »


今年前半は「ゼロ成長」か!?
~今後、「景気下降」が鮮明化する可能性も~

4-6月期GDP成長率マイナス1.6%
~「緩やかな下降局面にある」とした“スモールサン景気判断”の正しさが実証された~

輸出や消費の低迷は続く
~設備投資計画も下方修正の可能性大~

注目は、人民元切り下げの影響
~縮小が予想される「中国マネーによる不動産投資」と「爆買い」~