SSNEWS-title1本刊対談  本年10月から、個々人にマイナンバー(12桁)が記載された「通知カード」が市区町村から送られる。そして、来年1月からは、社会保障、税、災害対策の行政手続きにマイナンバーが必要になる。企業はそれまでに従業員のマイナンバーを収集しておく必要があるし、来年からは外部の人間に報酬を払う場合にも、支払い対象者からマイナンバーを教えてもらわなければならなくなる。そこで、マイナンバーをどのように収集し、どのように保管するかなど、マイナンバー制度への対応整備が中小企業の喫緊の課題になっている。

 福田峰之衆議院議員以下では、内閣府補佐官(マイナンバー担当)の福田峰之衆議院議員、そして株式会社オービックビジネスコンサルタントの和田成史社長にご出演いただいたBS11のテレビ番組「中小企業ビジネスジャーナル:マイナンバーについて考える」での両氏の発言を手かがりに、中小企業のマイナンバー対応について考えてみたい。

和田成史氏 なお、BS11「中小企業ビジネスジャーナル」という番組は、本年6月までは「山口義行の中小企業新聞」という番組名で放映していたもので、スモールサンでもおなじみの櫻井浩昭氏が司会を勤め、私(山口)が「ご意見番」としてコメンテイターを担うものである。中小企業への情報提供と中小企業の地位向上を目的とした番組であり、スポンサーの多くがスモールサン会員企業であることもこの番組の特徴の1つである※。

 本年10月からは毎月第一月曜日の23時~24時の放送となる。ちなみに、10月5日(月) 23時~24時の放送では、私が講師となって「昨今の経済情勢と今後の景気動向について解説する」内容を予定している。スモールサン会員諸氏にはぜひご覧いただきたい。

※BS11「中小企業ビジネスジャーナル」へのCM提供を希望される企業は、スモールサン事務局にご連絡ください。 続きを読む »

SSNEWS-title1本刊論文  8月中旬から9月半ばにかけて、日本の株式市場は大きな揺れを体験した。本年6月24日には2万952円という年初来高値をつけた日経平均が8月中旬から急落し始め、8月25日には終値で1万7806円をつけた。

図1 日経平均の推移

図1 日経平均の推移

 これで、ほぼ半年間の値上がり分が吹き飛んでしまったことになる。その後3日間かけて1300円強戻したものの、9月に入るとまたも下落。9月8日には1万7427円と17000円台前半にまで下落する事態も生じた(図1参照)。

 もともと株式相場は「上がれば下がり、下がれば上がる」を繰り返すもの。したがって、株価の上がり下がりにアレコレ理屈をつけて解釈することはあまり意味がない。しかも、スモールサンニュース本年4月号の巻頭論文「日経平均は『経済を映し出す鏡』ではない!~『2万円越え』を大仰に報じるマスコミのばかばかしさ~」において詳述したように、最近は株価の動きが経済実態から乖離する傾向が強まっている。株価の変動から経済の実態やその方向性を推測することはむしろ危険でさえある。
 それにもかかわらず、本稿で「株価」を論じようとするのは、最近の株価下落が世界的な相場水準の切下げと並行しており、それを一時的な「相場変動」とみなすことで、その背後にある世界経済の構造や日本の景気動向に関する重大な変化を見過ごしてはならないと考えるからである。
続きを読む »


現実味を帯びてきた「景気下降の加速」
~中国経済失速で、“けん引役”失う世界経済~

●8月の景気ウオッチャー調査のDI値が大幅悪化~好・不況の分かれ目となる「50」を7か月ぶりに下回る~
●深刻な中国景気失速の影響~「納品ストップ」「中国マネー逆流」の声も!~
●政府は「緩やかな回復基調が続いている」というけれど・・・~生産、消費、輸出は低迷。設備投資にも“停滞感”が~
●“けん引役”失う世界経済~世界経済は低迷期に突入か~