SSNEWS-title1本刊対談 5 「事業承継」に関するセミナーやパネルディスカッションが各地で開催されている。私(山口)も、最近日本経新聞社からの依頼を受けたものだけでも、東京で2度、福岡で1度。講演者ないしはパネルディスカッションのファシリテイター(司会)として参加した。私の場合は、「後継者難」の現状を反映して、後継者の育成や事業承継後の企業経営のあり方などをテーマに話すことが多い。スモールサンニュースの「巻頭論文」でも、「“会社を引き継ぐ”覚悟を問う」と題して、2012年4月号から7月号まで4回にわたって連載した。まだ読んでいないという方は、ぜひ読んでいだたきたい。しかし、事業承継にかかわる問題はもちろん「後継者育成」だけではない。相続税対策をはじめ、様々な実務上の問題がある。

 そこで、今回は、「事業承継の実務」をテーマに対談を企画した。ご登場いただくのは、公認会計士として事業承継の現場を数多く見てこられた山本公認会計士事務所所長、山本哲郎氏である。皆さん御存知のように、山本氏はスモールサンでは「戦略・財務プロデューサー」として、管理会計研究会(東京)の運営を担当していただいている。今回の対談では、「事業承継」をスムーズに実施するための実務上のポイントをわかりやすく整理していただいた。 続きを読む »

SSNEWS-title1本刊論文TPP 「TPPは国家百年の計です」「TPPは私たちの暮らしを豊かにしてくれます」――TPP大筋合意を受けて発した安倍首相のこんな言葉にも示されるように、政府や経済メディアはTPP合意の意義を強調して国民の「期待」を盛んにあおっている。

 「TPPで食料品が安くなる」といった消費者心理をくすぐるものだけではない。安倍首相は「TPPの主役は中小・小規模事業者のみなさん」であり、「勇気をもってチャレンジすべき」だと、TPPが中小企業のビジネスチャンスを拡大させるものだと喧伝している。しかし、本当にそうなのか。政府もマスコミも“はしゃぎすぎ”、“あおりすぎ”ではないのかという気がしてならない。

 TPPについては、私はすでにこのコーナーで繰り返し論じてきたが、今回の「大筋合意」を受けて、あらためてこのテーマをとりあげてみたい。 続きを読む »


景気下降の加速に要注意! ~“現実”の変化に“意識”は遅れてついていく~
●“実質3ヶ月連続”の下方修正 ~政府「月例経済報告」~
●根拠を失った「回復基調」という政府判断
●停滞感強まる世界経済 ~中国の輸入が大幅減、アメリカの生産も2ヶ月連続マイナス~