SSNEWS-title1本刊対談2

株式会社産業タイムズ社 取締役 経営企画室長 吉満大輔氏
スモールサン主宰 立教大学名誉教授 山口義行

00 中国特需――急成長を続ける中国経済にリードされて日本が景気回復を果たそうとしていた2004年頃、この言葉が経済紙面に踊っていた。今再び、この言葉が紙面を飾り始めている。最近の半導体関連業界や工作機械業界の活況の背後に、「中国特需」があるというのである。

実際、本年4月の中国向け工作機械受注は前年同月比なんと340%増である。生産現場はもはや「活況」を超え、「混乱」に近い忙しさなのではないかとさえ推察される。
そんな「中国特需」の背後には一体何があるのか。この先、事態はどう推移するのか。これらは、日本の景気動向を見ていく上でもきわめて重要なテーマである。

そこで今回は、「半導体、一般電子部品、製造装置、電子材料業界」の実情を伝える「電子デバイス産業新聞」を発行している産業タイムズ社から、吉満大輔氏(経営企画室長)にご登場いただき、お話を伺うことにした。
また、同氏はAIやIoTといったITの進歩・普及は、製造業のみならず、多くの中小企業がかかわっている「サービス分野」にこそ多大な影響を与えると主張されている。この点についてもお話を伺ったので、会員諸氏にはぜひご一読願いたい。 続きを読む »

SSNEWS-title1本刊論文2

立教大学名誉教授、スモールサン主宰、山口義行


 前月号のこのコーナーで、私は期待を込めてこう述べた。
 「政権があまりに『品性』を欠いた権力行使を行えば、それを国民が厳しく指弾し、政権支持率が急落する。そういう国民によるチェック機能が働いてはじめて民主主義が健全に機能する。このチェック機能が働かなければ、どんな権力であっても必ず腐敗する。・・今一番問われているのは、『日本国民の“品性”』なのかもしれない」。 

 都議選での自民党の歴史的大敗、その後の政権支持率の急落は、まさに国民がこの「チェック機能」を果たしたことを示している。問題は国民のチェックを受けて、今後政治がどう変わるかである。 続きを読む »


業況の「改善」に広がりがみられるものの、景気は「上昇軌道」に乗れず
・「改善」に広がりはみられるものの・・・
・中小企業家同友会の調査で、業況が再びマイナスに転じた「建設業」
・消費支出は14カ月連続マイナス~夏のボーナスも減少~
・設備投資の先行指標「機械受注」~政府が8か月ぶりに基調判断を下方修正~
・中国景気のトーンダウンにも要警戒