SSNEWS-title1本刊報告2

報告者:
株式会社メガネマーケット代表取締役社長 久賀きよ江氏
株式会社EXPAND GROUP代表取締役 溝渕博紀氏
有限会社トミタ 代表取締役 佐山廣和氏
有限会社入山建設 代表取締役 入山吉幸氏
株式会社Cygnas 代表取締役会長 野口賢治氏

コメンテイター:
第一勧業信用組合 理事長 新田信行氏
立教大学経済学部教授 遠山恭司氏

コーディネーター:
萩原直哉氏[株式会社オプティアス代表、スモールサンM&Aプロデューサー]
               
(執筆 山口義行立教大学名誉教授、スモールサン主宰)


 本年9月8日、立教大学でスモールサン全国研修会が開催された。「スモールサン日曜大学」の名称でお馴染みのものだが、今回は金曜日に開催となったため、名称を上記のように改めた。以下は、その「第1部」として行われた会員諸氏による実践報告会の概要である。
 報告者は5名。いずれもスモールサンでの学びや出会いがきっかけとなって、量質ともに会社を大きな飛躍に導いた経営者諸氏である。その成果に会場からは驚嘆の声さえ聞かれた。コメンテイターとして新田信行第一勧業信用組合理事長、そして立教大学で中小企業論を担当されている遠山恭司教授(スモールニュースで不定期連載「遠山教授の中小企業コラム」 を執筆)にご登壇いただいた。コーディネーターはスモールサンM&Aプロデューサー、株式会社オプティアス代表の萩原直哉氏にお願いした。(以下、先月号に続く) 続きを読む »

SSNEWS-title1本刊論文2

立教大学名誉教授、スモールサン主宰、山口義行


 「世界経済については順調に成長しており、具体的に大きなリスクが内在しているとは見えない」――本年10月、G20に出席した黒田東彦日銀総裁は記者会見でこう語ったと伝えられている。「内在的リスクなし」という“能天気”な中央銀行総裁の発言に、「日本経済の今後は大丈夫なのか」と不安を抱いたのは私だけだろうか。

 順風満帆に見える状況の中に、それを反転させるきっかけとなる要因(リスク) を読み取る。これは企業経営においてもきわめて重要なことである。いわば「成功の中に失敗(に導く要因)」を見る、そしてまた「失敗の中に成功(へのヒント)」を見出す。経営者にはこういう思考が求められるのである。

 このように、ある事柄の中にその事柄の反対物(それを否定するような要素)を見て取るという考え方は「弁証法的」思考法と呼ばれてきた。「弁証法」はそれが  変化・発展を論じる哲学(ないしは論理学)であることから、企業経営の分野でもこれを重視する著作が少なくない。(例えば、田坂広志著『使える弁証法』[東洋経済新報社]、山田義教著『価値獲得に賭ける製造力―弁証法思考による総合化イノベーション』[白桃書房]など)。このコーナーでも「思考を鍛える」シリーズとしてたびたび取り上げてきたが、今回あらためて「弁証法」的思考の一部に触れて、読者諸氏の「柔軟思考」に貢献したいと思う。
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7-9月期GDP統計も、「製造“好調”、消費“伸び悩み”、住宅“転機”」を裏付け
・7-9月期GDPはプラスを維持したが・・・
・「消費」に息切れ!?
・マイナスに転じた「住宅投資」
・輸出に牽引された「製造業の好調」